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2010.09.27

自然界滑走:よもやま話

全くもって専門家ではないながら、写真のようにBC講習などに携わっていたりするもので、どうしても店頭でも「それ絡み」のお話になることが多い。もちろんそんな自分なので、プロ(ガイドなど)と一般ユーザーとの橋渡し的なお話に終始。


必要な装備、知識、スキルの話になるのは自然な成り行き。

店頭にも書籍、DVD、あるいは資料もあり、さまざまな言葉での説明も付け加えながらとなります。地形図、コンパス、高度計、ホイッスルやセルフレスキューの必需品(&便利グッズ)など。ビーコンなども言うまでもなく必要な装備なのだが、やはり「木を見て森を見ず」にならないようなスタンスが大切なんでしょうね、と。

90年代半ばにかじりはじめた身としては、色々なモノや情報が身近になったものだと感じる。良い環境になったと思うのと同時に、「良い環境=ぬるま湯」になる恐れもある。これは自分自身についても言えること。満たされた環境は時に想像力を欠如させる。極端な場合“カネ”が想像力を欠如させる場合すらある。先進国病?いやいや、そんな大げさなものではないけどね。

そんな中でちょっと最近意識したいのが、ルール(=規制)とマナー(≒他者への配慮)。この場合のマナーには「自分の拠って立つ位置」も関係したりするもんです。自己と他者との関係性ですかね。「自己責任」なるコトバも、実はその辺りを考えずに使用すると、それこそ本来の意味からズレてしまう事が多いようです。

なんでもルールに結びつけないで、出来るだけ、押し通せるだけ“あくまで”マナーで押したい点が多々ある。それが山(雪山)だと思う。そう考えると「持って行かないとといけないもの」は実は少なくて「持って行った方が(他人に迷惑をかけ難いであろう意味など色々な点から)良いもの」の方が断然多いような気もするな。

ルールに関しては可能な限り「(自然の)掟」だけに縛られたい。

人間界滑走(=ゲレンデ)と自然界滑走(=BC)でちょいと思いを馳せてみましたとさ。

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