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2016.01.18

’90年代の遺産

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タイトルの割にはとても小さな話で恐縮です。
昔むか~し、SOSビーコンなどと共に店主と一緒にカナダやシベリアにも行った’90年代のアセンションのショベルは今も現役。と言っても「東京(店前)の雪かき専用として」。樹脂のブレードがとても使いやすいし、シャフトも伸びるし、ある意味「重たい」し、というようにすこぶる便利。

BCの装備として樹脂のブレードは今では「あり得ない」ので、もしも、まだ、万が一、奇跡的に、使われている方がいましたら買い替えてくださいね。ちなみに当店ではK2&bca、LIFELINK、G3辺りを置いています。

「水分を含んでいて」なんてもんじゃない“ほとんど水”の東京の雪には重宝しますね。

おなじくK2から

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先日お伝えしたブーツに対してコチラはBC向けのハードな、と言うかいわゆるバックカントリーブーツ。セミワンタッチのアイゼンが装着可能ゆえ、そういう場面を考えると必要な硬さ。でも「boaコンダ」で足首だけ固定しシューレースを緩めに絞めれば前方向のフレックスは出せますので、実際普通に滑ることが出来る良いブーツ・・・あっ「普通に滑れる」って表現は良くないな、スノーボードブーツな訳だし、誤解を与えましたゴメン。
見た目も含め完成度も高そうながら、存在自体が今回他のブーツ(先に紹介したブーツ)に隠れてしまっていた感は否めない。でも私は結構かなり気に入りました。「硬いね~」とは現地で多く耳にした台詞ながらも、ふと考えたのは・・・

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自分がKWICKER用コンパスブーツを使用して慣れているからかもしれません。COMPASSはハイバック無しのステップイン仕様、なので足裏の厚み、タン部分や背面に硬い素材が使用され、そこにboaコンダ&シューレースと似ている点が多く、要はそういうことなんだろう。で履き比べるとCOMPASSよりももっと普通のブーツ。なので最初は違和感があっても慣れるのは案外早いはず。D社のモデルIのBCが無き今、その辺りのユーザーにはガツンとお勧め、ハードな状況も想定した(スプリットボード使用も含め)場合に安心できる相当良さげな出来栄えのバックカントリーブーツだと思います。ご機嫌な履き心地のブーツでした。