TUNE-UP&メンテナンス
お持込頂いた際にはとにかく色々な話、まあとにかく様々な話をする訳だ。
基本的過ぎるようだけど「錆って取れますか?」なんてのもあったりする。こちらにとっては当たり前のことも、当然ながらお客さんの側では当たり前ではない場合も多い。
そのギャップを埋めるようにあるのがこの「雑談」。メンテナンスとTUNE-UP、乗り心地の希望、エッジ角、ビべリング、リペア、滑走面、更には板の構造やエッジの構造…全て専門用語を紐解いての説明…はたまたワクシング、そして雪質、etc。
例えばエッジ角の話なんか(になった場合ね、あくまでも)ではサイドエッジでは89°とか表現し、ベースだと1°と表現するのはなぜか?などなど。なぜに先端部(ノーズ側、接雪点より前)を丸めると良いかなど。これなんかも「危ないから」「不要だから」ということもあるけど、”クラストした雪での操作性の良さ”にもつながるから、等々。
いずれにしても「当たり前のこと」として対応することはまずない。なぜなら、そんな雑談から「逆にこちらが教えてもらう」ことも多いしね。”他人のモノサシ”から繰り出されること、いつも刺激になります。
「あ、そうなんだ…」
この仕事もつくづく奥が深いものだと思う。
追記)
シール(クライミングスキン)の夏場の管理も怠らないように。でないと冬になって慌てます。