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2013.01.25

セルフレスキュー雪上講習終了

1/19~21の3日間、今年も無事に終了。
第6回目でした。

この講習会は日本山岳会(Youth Club)とボトムライン、それに協力してくれるガイドらの創意工夫により企画・運営されていて、それぞれの立場から「こういうのが必要では?」「ここまでは、あえて内容に盛らずに・・・」「ここは必須で・・・」という具合。
ボトムラインはお店ゆえ、多くのお客さまやガイドそれにメディアやメーカーなどと接する機会が多く、そんな中から浮かび上がってくる視点を持ち寄ります。例えば「滑走者自身にとことん考える機会を与える」というのも、そのひとつ。

現場で、限られた状況下で何処まで出来るのか

どんなに学習を繰り返しても決して100点にはなりえないのが雪崩を含むBC滑走の世界。その学習を続けることが大切なことは言うまでもないことだが、だからこそ逆に、与えられた今の状況下で何をどこまで出来、また出来ないのか。これを経験し、そこからまた学習することの大切さ。進んでは立ち止まり、考え、時に戻り、また進む、ということですね。

ゲレンデ外の隔離空間で同じ釜の飯を食べ、あれこれ相談し、グループで結束して事に当たる。

2013-01-20 07.13.14

「(仮想の)事故現場」に放り込まれて、考え、身体を動かし、声を出し、協力し、人を助けようと懸命に動くという経験。自分の「今居る位置」というのが見えると、何が欠けていて、これから何が必要かが見えやすくなるというもの。
などと申しながら主催者側で関わる私自身、毎回毎回“積み直し”、良い経験をさせて頂いてます。