2016.08.19
もう3か月もすると…
9月も半ばになれば高山で初雪そして初冠雪の便りが届き、11月半ばには滑れてしまうのが我が日本。
でも、まだ雪がない時期だからこそ目を通してもらいたいのが、毎度まいどのコチラ…
再々入荷です。
BC滑走をたしなむ以上「基本」でもあるしマナーでもある。実は、BC滑走を楽しんでいる方のうち「ガイドツアーがほとんどだから」「そんなにハードにやらないから」等という理由でこの書籍を持っていない方がかなりの数のようです。
内容は雪崩だけではなくまさに「教科書」。なので各論については、より専門的な本に譲るのは当然として、だからこそ絶妙な内容で構成されています。わたしも時々ページをめくるようにしているが、毎回少しづつ思考回路が整理されていくのが判る。体は現場で馴らすとしても「アタマの中」はそれこそ事が起きた際に「次々と」有機的な連鎖反応が続くように訓練しておく必要がある。「考えながら動く部分」と「自動的に動く部分」の両方が瞬時に必要となる。それこそ「判っているつもり」でいることの‟危なっかしさ”は相当危険。となればやはり基本が大切。講習会への参加も大切だが、こうしたものでの自習が基本ということ。
ルールやマナーについてもあれこれ言われることが多い。
でも「この遊び」において、実はそのほとんどがマナーで済むもの。何にでも言えるが、ルールが多いものは「遊び」ではなくゲーム(≒試合)や交通ルールなど。繰り返すが「BC滑走(だけではなく滑り全般)は趣味の遊び」、なのでゲームではないと思っている。それこそ事故やトラブルが増加し「この度、BC滑走のルールが多方面に渡り‟制定”されました」となれば、多分この遊びの楽しさは半減してしまう。そうならない為の第一歩、それがこの本……なので「必読」。
いつも同じような話で恐縮なのですが、ここは繰り返し根気よく。