4月、新年度
今はもっぱら次冬に向けてのボードやスキーのご予約が入る時期。その場合も、それこそ、ああだこうだと様々な視点から話を交錯させて炙り出し、そうした中からぼんやりと姿かたちが見えてくる。まだ”シーズン中”ながら(いや、だからこそ?)「直接的な感覚や気持ちが切れていない今時期」なんですよね。スプリング・シーズンというのは、このあと数か月にわたり雪から遠ざかる前に必要な来季に向けての”仕込み”の時期でもあるんですね。←なんか「熊の冬眠前」みたいな話だな。
それはもちろん「新しい道具」についてだけではなく、「滑り」や時には「考え方(構え方)」についても言えること。そうしたヒントをつかむにしても、ハイシーズンではない春、ついでに言えば気分的にも程よい回転数の今が最適なのかもしれない。
いざ始まってしまうと「あっ」と言う間に過ぎていくのが毎年の雪のシーズン。振り返ると短く感じてしまうシーズンを、例えば食のように「はしり」「旬」「名残(なごり)」と捉え、この”名残”をイイ感じで翌シーズンに繋げるのが、これまた楽しかったりもする訳です。
わざわざ足を運んでいただいた実店舗には、ある意味”そうした空気”も流れていたりもします。