2018.10.28

ORTOVOX社 W’s Jacket

まあ例えばコレなんかは、国内未展開のW’s Jacket(一点モノ)。他人と違いを出しながらの「質の良いウエア」。ダーミザクス(メンブレン)にベンチレーション搭載、中綿に”スイスウール(88%)”というスペックは、いたずらにBC志向を追わず、実際の使い勝手(ゲレンデ~サイドエリア)を考えた存在。大荷物を背負わず滑走するために必要なウエア、といたってシンプル。ゆえに海外勢の多い国内のリゾート(野沢、ニセコ、ほか)などでは群を抜いての注目度。

※ちなみにウールってのはダウンとは違い「濡れても冷えない」というのが特性。「高所登山」なら軽量化は避けられませんが「滑走全般」であれば、むしろ十分過ぎるメリットがあります。

で、ORTOVOX社のこちら(同じくW’s)も

面白い、そしてよく出来たデザイン。フリースですが見た目どおり、こちらもウールが使用されています。なんと言うか…かわいい作り。

機能性のみを追いかけすぎると、それこそ味気のないバリバリのスポーツウエアに寄っていってしまいがち。そこを巧い事”ハズす”のが得意なのがORTOVOX社。フリースひとつを取っても、まさにこんな感じ。ちょうど4年前に当店で超人気だった例のあのシャツもそうでした。とかくアバランチギアを思い浮かべてしまうブランドながら、欧州では「マンモスマーク(スイス)のライバルのような存在」なのがこのORTOVOX社(ドイツ)。商品展開も似ています。

SWEET PROTECTIONのヘルメット、あるいはJulboのゴーグル(=シェード)搭載のヘルメットなどとの相性も抜群。品良く「大人の装い」、楽しんでください。

2015.11.15

ORTOVOXベース&ミッドレイヤー

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最近woolに力を入れているブランドも多い中、このORTOVOX社も上質のスイスウールをメインにタスマニアウールも重用した製品を出しています。で、このスイスウール(中綿)とタスマニア(内張り)ってのが大きなポイント。

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見た目はフリースながらに肌に接する側にはウール(タスマニア)。
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中綿がウール(スイス)のベスト。
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中綿がウールのハイブリッドなシェルのジャケット。シルエットもデザインもかなりカッコ良い作り。MIDにも春のシェルにも良いと思える出来。
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中綿にウール(スイス)&化繊“…厚みを抑えて”のハーフパンツ。サイドジッパーで脱ぎ履きし易い。
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そうそう、こんなスんげぇ恰好いいグローブも。
フェルト状のウールの屈強感とブラックレザー、なんかよくわからないけど「プロ仕様」の雰囲気を醸し出していて、これ正直ヤバイです。M×1、L×1の「ほぼ一点もの」にておしまい。お早目に。

ほかにウールのベースレイヤーもあります。

ORTOVOX社のウエアやインナー&ミッドレイヤーは、日本での取扱い店舗も数量も少なくめったに他人と被らないのも良いところ。デザイナーが変わった?のかは判りませんが3年くらい前から急激に素敵なプロダクトが増えていますね。縫製もしっかりしていて長年使える「大人が着るもの感」が半端なく欧州的で差別化できます。さてスイスウール・・・店主も過去に一冬を過ごしたスイス、そこのストリートを闊歩していた「羊達の群れ」は今も思い出します。アイツらが今じゃこんなお姿に・・・ありがとね。
※なお、上記に紹介したうちの幾つかは国内で「当店のみ」の取り扱いです。