シーズン中だからこそのTUNE-UP
TUNE-UPのお持ち込みが多いのは、主に5~6月あるいは9月~年末にかけてだ。でも、これは「シーズンオフ」でのTUNE-UPであり、メンテナンスという側面も実際には多いはずです。
では、シーズン中だと……そう「乗りながら」その「乗り味を確かめながら」仕上げていくことができます。もちろん何度も何度も施すとまでは必要ないでしょう。でも、ぜひ一度、シーズン中にそのあたりを追いかけてみることもお勧めします。
新しい板では特にそうですね。
あるいは乗り方(遊び方)を変えたり広げたりした場合にも。
私などもオフにTUNE-UPをお預かりする際、あれこれ話をお聞きしながら「こうかな?」「こんな感じかな?」という具合にシーズン前に仕上げてお渡ししています。でも実際に乗り始めた今頃になって気づくことも多いものです。現に今季の自分がそうです。微妙なニュアンスの点で、かなり調整を重ねています。
今さら言うまでもなく、綺麗に仕上げるだけがTUNE-UPではありません。「乗り味の調整」を「その乗り手」に出来るだけ合わせる仕上げこそがTUNE-UP。難しく聞こえる方もいるかもしれませんが、お客さんとのやり取り、つまりキャッチボールをしながら見えてくる部分が多いものです。まずは言葉でのキャッチボール、次いで実際に乗った感想や思い、そして板の状態などを考慮しながらのキャッチボール。
「へぇ~こんなにも変わるものなんですね」
時に耳にするそんな感想、ぜひ皆さんにも味わって頂きたい。
さらに”滑ること”が楽しくなります。
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