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2005.03.11

今期使用しての感想・・・CYCHO“Sweet”


雪が落ち着いて参りましたので、使用したスキーの感想なんぞを・・・

ブランド:CYCHO
メーカー:KEI-SKI
サイズ:180cmonly、115-104-110
価格:81,900yen

今期、写真にあるようにフリーヒール用の金具を付けた。軟らかく雪深いバーンからハード・パックされたバーン、きれいなグルーミング・バーン、などなどを滑走。想像していた以上に、何処でも十分に行けた。もちろん、ニセコでの深い雪、関温泉での深い雪での滑走感は、信じられないほど楽しく安定していて申し分はない。高速でというよりも、どちらかと言うと中低速・・・ファーストフードに対する“スローフード”のようにじっくりと“味わう”滑走を心がけると尚更楽しい。足元(足下)での雪を感じる感覚は絶品で、直に雪面を捉える感覚であらゆるバーンを楽しめた。ドリフトさせて旋回する楽しさ・・・カーヴィングスキー全盛の昨今、非常に稀有な存在感を示してくれた。
そしてロングノーズ(TOP~40cmが板の最大幅)が繰り出す走破性は、初期始動から一気に(特に深雪で!)思いの速度まで持っていけて申し分ない。・・・


このCYCHO-Sweetはアルペン用に一応は開発・発売されたようだが、そのフレックスはフリーヒールスキー(テレマークスキー)においても真価を発揮してくれたようで、乗った皆さんが非常に高い評価を与えていた。
とにかく“大味(おおあじ)”でなく、しっとり、しなやかな乗り味。
この辺りは開発者“庄司氏(W-PLAY代表)”の開発能力の高さに脱帽。非常に多くの雪や斜面を知っているからこそ判るであろう世界観が感じられた。

昨年、CYCHO-00(ダブル・オー)というモデルに乗り、その味付けの虜になり、今期その延長線上にて開発された(?)Sweetに乗ってみてそのブランドの考える方向性に確信が持てた。
いわゆる“ファクトリー製品”と“ガレージ製品”――KEI-SKIは(有)ケイ・スキーガレージという会社――との違いが感じられる。bottomlineが考える滑走のイメージに非常に合うお勧めのスキー・・・来期も非常に楽しみなブランドです。

今期使用した主な場所:ニセコ(比羅夫・モイワ裏)、関温泉、赤倉、水上ホワイトバレー、尾瀬岩鞍、神立高原、神楽みつまた・・・など。雪質は重い雪から軽い雪、深雪からアイスバーン、グルーミングバーンなど様々。

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