『DEEPER』入荷~!
怒涛のドキュメンタリー作品
『DEEPER』 ¥4,200(税込)
入荷日は忙しく「大作」だけにようやく、翌朝(10/22金)じっくりと観た。
「スプリットボードを使用」と言ってもなるほど、ベースキャンプへのアプローチはセスナ、取り付きはクランポンやアックス・・・なので、スプリットの存在はチラチラ見えるだけ。
で、改めて思った。
コイツは二面性を持っている。
そう、当たり前過ぎて判りにくいけど、「歩くとき」と「滑るとき」。
くどいけど、つまり歩く道具と滑る道具。
歩く道具は地味。そして、影の主役というか無くてはならない存在ながらフューチャーはされ難い存在。それは、例えて言うと
「はしご」
かな。これが無ければ登れない。でも「登った所」あるいは“その後の滑り”が「ハレ」(=祝祭的時空)だとすると「ケ」(=日常的空間)に属するもの。もちろん最初はシール登行の新鮮さに感動するが、それは時間の経過とともに日常になってしまうだろう。
自分自身テレマークなどでのシール登行は経験済みながら、このDVDでようやくアタマで理解していたシールを使用するスプリットボードの真髄の一端を垣間見た気がした。やっぱり凄いやジェレミー。
◇
以前『LINES』を称して、自分自身の’90年代~のわずかながらのボード暦、そのひとつの区切りになる作品だと位置づけた。それこそTGRやスタンダードフィルムス(ジェレミーやヨハン)に興奮したビッグマウンテンの映像。その行き着いた作品がコレだと。
でも、今回の『DEEPER』は、言うまでも無くあたらしい世界の扉を間違いなく開けたな、と。それも、先に名前の出たジェレミー(ヨハンらも出ている)が自分自身で開けたのである。今回観終わった後、なんとも不思議な興奮と心地よさを覚えた。登場するトム・バートの存在なんかも・・・
語りだすと長いので、これでおしまい。
※TGRらしく、ラストに流れたのはレゲエ。う~ん、ご馳走様でした。
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