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2017.06.29

SKI TUNE-UP

SKIと言えば、先日bravoskiのサイトにDYNAFIT&POMOCAの7月からの代理店の記事があった。当店に持ち込まれるスキーのTUNE-UPでも、本家DYNAFITはもとよりKING PINやG3等TLTビンディングは多い。もちろんDUKE(MARKER)等のタイプも多いけどね。

ところで最近もSKIのTUNE-UP作業をしていて気づいたこと。
以前にも軽く「FAT SKIの”車幅感覚”を改めて身につけよう」と書いたことがある。理由は、ビンディングのインサイドや板自体のサイドウォールといった箇所にキズが多く見受けられるから。板が細けりゃ問題なくても今じゃ太いご時世ゆえ、スタンス含め「FAT SKIに合わせた(滑り方の)バージョンアップ」が必要なんですね。

二本板だと特にこうしたキズの付き方なんかで「滑りの癖」が判ったりもします。大切に永く乗るのであれば、今一度”滑りのフォームを見直してみる”のもアリです。結果、実は滑りもパワーアップします。

2017.06.25

いろいろな話を聞けるのが今時期


自分が経験出来ることなんてちょこっとだけだ。

平日は比較的のんびりと、お陰さまで週末ともなると来店者も絶えることなくTUNE-UPの持込がある。毎度のごとくSB&SPLIT、SKI、TELEMARK&STEPSOLE等当店の場合はさまざまであって、その都度まあ色々な話になるのですが、そこがまさに実店舗ならではのライヴ感・グルーヴ感を味わえる瞬間。同じような話になりながらも毎回同じにはならない辺り、「演者と観客(かのような)の関係性」は(時にその関係性が逆転しながら)そのままライヴとなる。すると小さな店舗ゆえ自ずとそれはライヴハウスでの距離感となる。

持ち込まれた板の状態を見ながら(さすったり撫でたりしながら)滑走日数や場所、乗って使っての思ったことや感じたことだったり、様々な個人の実体験をこちらは教えてもらい、逆にその板を見ながらこちらからも球を投げ返す。TUNE-UPというのはある意味キャッチボールであり、時としてセッションであり、ひとつとして同じ作業(流れ作業)にはならない。仕上げる板の1台1台が乗り手も絡んでの文字通り「オンリーワンな1台」だ。

こうして「雪上滑走」の話題を柱にしながらも、自分では経験(体験)できない色々な話を聞くことが出来る。それは何も”特別な何処か”でもなければ”辺境や未開の話”なんかでもない。極々身近な体験でありながら紛れもなく新鮮な発見がいつもそこにはある。

もちろん、TUNE-UPだけではなく商品の販売においても同じ。それだから楽しくてたまらない。こういう話をするたびに、ライヴハウスだけでなく「昔行ってたレコード屋」や「バイク屋」それに「古本屋」なんかをいつも思い出す。

2017.06.19

クライミング・スキン(シール):シーズンオフの保管

毎年BC滑走を楽しむ方が増えていることだし特にSPLITBOARDユーザーの増加もあって、こうした地味な商品もタイミングを見て繰り返し紹介。
※欠品していた商品も入荷しました。

■スキンのグルー部分
ポリウレタン系の接着素材が使用されているからだと思いますが、加水分解にて劣化します。で、その加水分解。主に梅雨時期の湿気ジメジメの頃に密かに進行。文言に「水」があるからと言っても雪上で使用している冬は乾燥しているため、実はこの梅雨時期が危険なのですね。まとわりつくような湿気、私たちが不快に感じる陽気が奴らにとって大好物。早めに対応しておきましょう。

購入時に付属の「メッシュ状のチートシート」も冬は良いけどオフの保管にはNG。網目状に貫通していない写真のタイプがお勧めです。保管場所は湿気が籠らず、風通しの良い場所。もちろん直射日光の当たらない等は当然です。良く言われる「冷蔵庫」は乾燥しているので適していますが、まあ現実問題としては難しいでしょう。「押し入れ」は湿気が籠るので避けた方が無難。

残念ながらグルー部分が既にベトベトになってしまっていた場合には、秋にでもグルーの張替をお勧めします。本体を購入するよりも安価に済むし、そもそもこのクライミングスキン、使い捨てのモノではありません。

■スキンの毛の部分
簡単な汚れはブラッシングで、気になるようなら水洗いにて洗浄(※洗剤は粘着面側への懸念があるため避けた方が無難)。その後、干す前にNIKWAX SKIN WATERPROOF(写真)を塗布し、そのあと吊るして乾燥させます。この後の保管は先にある通り。

ウエアやグローブ、ダウンJKTや寝袋それにテントなど、専門業者によるクリーニング『ウエア・リフレッシュ』も受付中。板のTUNE-UPお持込の際に、ぜひ一緒にどうぞ。

2017.06.16

来季の企画も水面下で…

先日「滑り納め」をしてきた訳だが、当然今から「来季の仕込み」も始まっているのです。基本的には大きく変わらないのだけど「一部を少しづつ変えながら(転がる石という程ではないが)の毎年」という感じか。

とりあえず「和田小屋」は継続、秋田駒は1年おいての開催、春の鳥海山も変わらずやりたいところだし、岩木山は?、檜枝岐もまだ未定、等々…と言いますか、まだ「打ち上げ」もしていないゆえ、あくまでも水面下の話がほとんど。


PHOTO:樋貝吉郎
滑る人:店主
場所:檜枝岐

これはSPLITBOARDの”Waxlessソール(ステップソール)”ゆえ、よく見るとトラックが少し?です。
雪質の関係も多少ありますが、ターン自体に軽快感を見い出し難い。その辺りは目下「経験しながら」探っているところ。とはいえこうした乗り物自体の得手不得手、プラスとマイナス、割り切り度、等々いろいろ模索中ながらもずいぶんと見えてきた。

同じWaxlessソールをテレマークのそれとの違いを感じながら。

この写真は”春(初夏)の雪質”ですが、それぞれの「真冬季の違い」なんかも感じ取りながら、そんなこんなで今シーズンも終了。圧倒的な滑走日数は稼げないながらも、その分ひとつ一つを深く掘り下げながら丁寧にやっているここ数年。まさに一歩一歩しか進まんな。

2017.06.14

6/15(木)臨時休業

ちょいと所用にて、明日6/15(木)は臨時休業します。
よろしくどうぞ。

2017.06.12

7/22(土):1617シーズンの打ち上げ

昨日無事に”滑り納め”も済み、この後「TUNE-UP(お持込)」や店頭での「17-18モデル展示受注会」などが続きます。そして7月にはシーズンの打ち上げです。既にFacebookではお伝えしていますが、改めて。

=bottomline★1617シーズン打上げ=
【日時】  7/22(土) 19:00~23:00
【場所】  SUNDAY(三宿)
【費用】  ¥3,500 ※料理&1ドリンク。以降ドリンクはキャッシュオン(¥500)で追加
【定員】  特になし ※6/末でいちど締め(先方の準備の関係上)
【参加申込】bottomlineまでメール。既存ユーザーはFacebookのイベント欄でも可

■当日は店内奥のギャラリースペースにて写真の展示等予定
■映像などは店内に投影予定
■ゲストの方々にはオファー中(お忙しい皆さんゆえ現在調整中)

1617シーズン滑走終了

ここ数年の滑走最終イベントはSARC主催”立山OneStepBeyond”。その最終日が昨日、わたしもこれで1617シーズンの滑走がおしまい。

金曜初日は好天、土曜日は風雨とガスで停滞、最終日は再びの好天というなか、最高のコーンスノーと微風もあってこの上ない3日間。バーンは懸念された「縦溝」も”ほぼ無し”の面ツル状態、沢地形も信じられない程きれいな面になっていて、なんとも心地よくWaxless Telemark Skiの醍醐味である「移動・登り・滑走」の絶え間ない連続を堪能。スタッフ入れて20名強ながら、さすが「SARCイベントの参加者」という見事な面子により滑りも運営もスムース、全てにおいて滞りなし。そういう点でも圧倒されまくりです。


昨日の龍王ですね。
ここから御山谷へと滑り込んで、一の越へと登り返して、雄山を滑り、・・・


最後はいつもの国見岳。
いっけん”縦溝”に見える箇所も、せいぜい深いところでも3~5㎝くらいで、それすらも、あくまで部分的。ここまで良いのは3~4年ぶり?。やっぱりこの時期(6月初旬)の立山は極楽だ。

はい、という訳で滑走シーズンもおしまいです。
また来年も楽しみたいですね。

※なんだかテンションが上がっていたせいか、帰路は立山駅からノンストップで練馬まで最速で帰京してしまった。それにしても最後の国見岳のバーンで失敗してしまった自分に喝です。テレマークが1月以来になるとか、そういう言い訳というのがそもそも情けない。改めて参加者の滑りの見事さに感服した次第。次がんばります。

2017.06.06

Waxless Ski Waxing

わたくし動物園が苦手。理由は動物たちの、奴等の目を見れないからです。「ハシビロコウ」は観たい。でも、そこまで多分たどり着けない気もする。ところで、同じ鳥の仲間にペンギンやらダチョウ等がいる。こいつらは空を飛ぶことが出来ない。自らその行為をやめたようだ。なんの話かというと・・・

Waxless  Ski(=ステップソール・スキー)です。
こいつは、テレマークスキーで主に観察されるとても”原始的な種族”で「歩き」「登り」そして「滑走」を自在に操ることが出来る。つまり「歩き」や「登り」という行為を捨て、ある部分に特化した(ペンギンやダチョウ達のような)”アルペンスキー”とは異なる種族というわけ。でも、鳥の場合は”飛べる鳥”がメジャーで”飛べない鳥”がマイナーなのに対し、この自由に動ける板が「マイナーな存在」というのが現実。それが今も細々と絶滅せずに生き延びている。なんとも不思議な話。

で、そんなWaxless SkiのWaxingの話。
ホットワクシングを行う際に凸凹の凹を埋めてしまったら、凹の部分のワックスを掘り出さないと登りに使えなくなってしまう。ではどうするか。左写真のように凸の部分だけにワックスを掛ければOK。その為に「ワクシングシートをうまく使えば良いですよ」というのが今回のお話。今週末はワクシングを終えたこの板を使って「滑り納め」です。

※ちなみにハシビロコウは普通に飛べるそうですね。

2017.06.03

MountainSurfEquipment 17SUMMER-T 入荷

ご予約分とフリーストック分が入荷。
どぞ。

GREEN.LAB 17SUMMER-T

何気にファンの多いGREEN.LABの”T”。
今年もそんな季節になりました。

相変わらず素材にこだわり・・・
*オーガニックコットン45%/ヘンプ55%mix*
¥4,800+税

★6/11(日)締め→6/末入荷予定