いろいろな話を聞けるのが今時期
平日は比較的のんびりと、お陰さまで週末ともなると来店者も絶えることなくTUNE-UPの持込がある。毎度のごとくSB&SPLIT、SKI、TELEMARK&STEPSOLE等当店の場合はさまざまであって、その都度まあ色々な話になるのですが、そこがまさに実店舗ならではのライヴ感・グルーヴ感を味わえる瞬間。同じような話になりながらも毎回同じにはならない辺り、「演者と観客(かのような)の関係性」は(時にその関係性が逆転しながら)そのままライヴとなる。すると小さな店舗ゆえ自ずとそれはライヴハウスでの距離感となる。
持ち込まれた板の状態を見ながら(さすったり撫でたりしながら)滑走日数や場所、乗って使っての思ったことや感じたことだったり、様々な個人の実体験をこちらは教えてもらい、逆にその板を見ながらこちらからも球を投げ返す。TUNE-UPというのはある意味キャッチボールであり、時としてセッションであり、ひとつとして同じ作業(流れ作業)にはならない。仕上げる板の1台1台が乗り手も絡んでの文字通り「オンリーワンな1台」だ。
こうして「雪上滑走」の話題を柱にしながらも、自分では経験(体験)できない色々な話を聞くことが出来る。それは何も”特別な何処か”でもなければ”辺境や未開の話”なんかでもない。極々身近な体験でありながら紛れもなく新鮮な発見がいつもそこにはある。
もちろん、TUNE-UPだけではなく商品の販売においても同じ。それだから楽しくてたまらない。こういう話をするたびに、ライヴハウスだけでなく「昔行ってたレコード屋」や「バイク屋」それに「古本屋」なんかをいつも思い出す。
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