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2011.05.29

『Bravoski vol,1』と『ブルーガイドスキー vol,1』でメンテナンスの話

先日発売された両誌にて、板の簡単なメンテナンスについて取材を受けました。
あくまでも当店、フリーライド&バックカントリー向けのSHOPゆえ内容および表現については「レーシングや技術系上級者向けではなく」との前提でご理解ください。例えると当店のそれが「街乗り&オフロード対応(&快楽志向)」というのに対し後者は「サーキット&オンロード」という具合です。

店主の説明が稚拙なこともあり、表現などで編集担当の方が相当ご苦労されたかと思います。一人でも多くの人が滑りを楽しみ、その楽しさを周囲に伝播させて、結果さらにまたより多くの人に気軽に雪山滑走を楽しんで貰えれば良いなという企画。せっかくなので、その趣旨にあわせて気楽な内容にしてみました。以下は補足説明です。

チューンナップ以前に乗り物(道具)への適切なメンテナンスがあり、これはちょうど先のようなクルマやバイクでいう「街乗り」(≠レーシング&技術系上級向け)のイメージに近いものです。とはいえ、これすら突き詰めればなかなか奥深くなるのでかなり割愛しました。


まずは、滑走面(ソール)の掃除とワクシング、そして「エッジを錆びさせない」、この二点。滑走面はホットワクシングを通してのクリーニングが基本、錆に関しては、防錆の前に錆の原因となる「汚れ」の除去が基本です。某ケミカル剤の写真も掲載されていますが、そこでの簡単なコメントにもこの「除去」と記されてますね。このケミカル剤はサビ止用というよりはほとんど「洗浄剤」として使用します。その後により最適な防錆剤の使用や、あるいは手元になければ固形WAXのエッジへの生塗りを、という訳です。必ずしも「こうしなければいけない」ということではなく、各自の工夫で構いません。

ベースWAX、滑走WAXという概念も慣れればなんでもないことながら、どうしてもハードルを高く感じる方が多いのが現実。更にいえば、実際どの辺りを落とし所(自分で満足できるところ)かも、ひとそれぞれです。簡単なところを抑えておいて、その後はまたその後の段階で考えればよいでしょう。

なおレーシング&技術系のTUNE-UPについては、技術ほかその方面の情報にも精通したお店が多数ありますので、そちらのご利用をお勧めいたします。当店はあくまでも先に書いたようにバックカントリー&フリーラン(ゲレンデ含む)が主なので、当然ながら情報などもそちら方面に偏っています。

<追記>

新品のジーンズをそのまま穿く、あるいは一度洗濯してから穿く・・・この辺りにも広い意味でチューンナップという概念は入り込んできます。つまりチューンナップとは、乗り物だけではなく道具全般やこうした服などでも言える、とてもこう感覚としては自然で自由なことなのでしょう。

結局それは「居心地」に繋がるものだとも考えられ、すると今度はもはやチューンナップという言葉そのものとも良い意味で乖離してきます。話のついでにちょっと「煙に巻いて」みました。

<おまけ>

「テレマークスキーの味わい方」が分かる一枚
言葉は硬いですが、自然体、遠心力、軸、後ろ足・・・オフロード。

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