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2015.11.13

『Season 12』へ

今日は当店を創業した日。
2004年の11月13日から早いもので丸11年が終わり、12年目に突入。

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何度も書いていますが、店主とは長い付き合いになる「とある方」から贈られた「メイン看板」と「ネオン・サイン」が取り付けられた日(でもこれは明けて1月末のこと)が懐かしい。つい先日の出来事のようで、今思い出しても涙腺が緩みます。あの頃に戻って「やっておきたかった事」も思い起こせばたくさんある。当たり前なのでしょうが、実に色々な事がありましたね、まさしく諸行無常。

2004年開店当初のBlogには、MSPの名作『YEAR BOOK』(ちなみに期せずして本日発売の新作は『FADE TO WINTER』) やebisfilmsの『icon 4』の紹介があった。12/4(OPENパーティー)は歩いて近所のお店に皆さんと歩いた記憶あり。気合で年末31日までお店を開け、夕方その足で関温泉に向かうも、この日は東京が大雪に見舞われ道路が完全に麻痺。関越は練馬から通行止め、国道で向かうもノーマルタイヤの方々が路上(や路肩に突っ込んでいたり)で立ち往生、全く動かず駐車場状態。年越しは「関温泉のスキー場で楽しくみんなと」のはずが・・・「熊谷」での渋滞の車中。結局10時間かけて関温泉に朝方ようやくたどり着き、爆睡。覚えている方もいるでしょう。開店年の「初滑り」がかようにインパクトが強かったので強烈に記憶されています。

さて、「この先がどうなるか」なんてのは全く分かりません。「分からないから良い」とは便利で使いやすい逃げの言葉か。でも本音。「勢いだけで前に進む年齢はとうに超えた。これからは勢いだけじゃなく別のものも・・・」と書き続けようとして、ふっと思ったのは、こりゃ音楽(バンド)と似ているな、と。勢いで始まり、テクニックを身につけ、小慣れ、マンネリを避けながら転がり続け、そうこうしているうちに円熟味を増し、やがて偉大なマンネリと化し、枯れた音(?)の境地に達する。

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いやいや恐れ多い。そういう意味では、せいぜいまだ中途半端なテクニックを身につけ、かろうじてマンネリを避け始めたレベルなのかもしれないな。でも、気になりますね「枯れたTUNE-UP」ってどんななのだろう?

「商い」である以上、TUNE-UPや商品をお買い上げ頂く(お代を頂戴する)ことで成り立っているのは紛れもない事実。こればっかりは恰好つけても仕方ない。ネット通販全盛の時代、小商いの当店など利用しなくとも商品は指先ひとつで入手可能。そんななか、わざわざご利用頂ける有難さ。至らぬ点も多くご面倒を掛けることも多い毎日なのですが、今後ともよろしくどうぞ。

そして今季もツアーをほぼ毎月開催。こちらは毎回「ほぼリピーターで即定員」状態。催行中の安全面(これが第一)や場の雰囲気(これが第二)を大切にすると、どうしてもこれは避けられない点でもあってね。それでも面子が少しづつ入れ替わっているのは自然の摂理、新陳代謝か。ここで皆さんにお願い。どんどんジャブを繰り出して距離詰めてbottomlineの懐に入り込んできてください。そうすると、そういう場も自然と増えますから。12/5の忘年会なんかも距離を詰める良い機会だとおもいますよ。

どちらかといえば、書くより「しゃべり」が得意ゆえ、取り留めのない話になってしまった。結局、こうした場で書くことも何時もとあまり変わらない・・・ってもしかして実は既に「マンネリ?」・・・う~ん、まあ「“偉大”じゃない方のマンネリ」という意味でなら、そうはありたくないけれど、そうかもしれないな。しかも相変わらずの「煩悩の塊」ときたもんだから余計厄介なもんです。

さて冒頭の写真は現在の外観。「メイン看板」は時の流れと共にイイ感じの“ヤれ具合”、そして「ネオン・サイン」も写真のように元気に点燈中。

以上

 

※表題の使い方は『相棒』(←観てないけどね)っぽいし、また今回の場合の使い方としても正しくないと思うけど、Winter “Season”モノを主に扱っていることに重ね合わせてゆえ、悪しからず。